手を止める身体使い

【手を止める身体使い】

手を止める。
手当ても武術も、身体使いの上で大切なことだなぁと感じるのです。

手を動かして、何かをするとします。
そのとき、手は手だけで自由に動きます。

でも手が自由な一方、身体との繋がりは無くなっていました。
その時の手は腕の筋力だけの動きになり、あとは意思の力の問題だけになっていたのです。

これでは、力の強いものが強く、弱いものは弱いまま。
見た目の力の、強弱の世界だなぁと。

身体使いというのは、弱いものを強く使うことが出来る処に、愉しさがあります。
だから、身体と手を繋げていくことを工夫していきます。

その時のポイントが、手を止めること。
見た目の動きはあっても、手は感覚的には止まっている感じになります。

それを得るため功夫の型では、自分の手を見るという目付けのポイントが伝わっています。(段階によって、観方を変えていきます)
ちなみに八卦掌の走圏では、この意味に気が付きやすいのでは?と感じています。

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