型に近づく努力

型を学んでも、稽古をしない人が多くいます。

持ち帰ってやってみたら、細部をよく覚えてなかったり、何か違うような氣がしてきて稽古を止めてしまったり。

そこには、型は正確なものでないと役に立たない、という思い込みが根底にあります。

それは大きな誤解です。

教わった型の本質にピッタリ収まる事より、そこに向かう努力を、身体と向き合ってしていく。

忘れたなら、覚えてる範囲で型に近づく努力をする。

忙しい日々の中に、短時間でもいいので必ず型をやる、その隙間時間を作る努力もする。

そうして悩みながらやっている時、身体にやって来るものが確かにあるのです。

正解の型になるためではなく、型に向かう中に色々な事に氣付いていくこと、その中に身体の佳さを拾えるようになること。

それが何より大切です。

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