手首、足首を使い切る(その1)

手首、足首を使い切る(その1)

身体の扱い方では、体幹が有名だし、身体の使い方というと体幹・胴体を指している事が多い気がします。
でも、実は末端となる手首、足首の使い方もとても大切です。

手首は、自由に動くと思う反面、しっかりと使い尽くせていません。
そのため、手当てや武術では、手首を使い尽くすための型があります。

武術の手型では、鷹爪とか竜爪といわれる型がそれに当たります。
竜の手で打て、と形意拳では伝わっていて、この手型で指先までチカラを通す事に気付いていきます。

また、太極拳の套路(トウロ。型の意味)に出てくる鉤手(コウシュ。指先で物を摘むようにして手首を曲げる)。
これは身体と腕との繋がりを促し、腰と手を繋ぐことに気付いていきます。

いずれの型を練る時も、しっかりと手首を反らす、手首を折り曲げることが肝要です。
やってみるとわかるのですが、動きの最中だとついつい、型を(手首を)緩めてしまいます。

そういう自身の身体使いの甘さに気づいて、また練っていきます。
そうやって末端の手首を使い尽くしていくと、目には見えないチカラが根付いてきます。

この目には見えないが、稽古の積み上げで身体に根付いていくものを、中国武術では「功夫」と呼びます。
私個人的には、「身体の感覚力」とでも呼ぼうかな?などと思ってます。

足首については…
次回(その2)につづく。

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竜の掌

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